September 01, 2006

噂の男 at パルコ劇場4

随分評判が良かったので、前々から行こう行こうと思ってた作品。
たまたまオケピネットで当日手渡し、定価、F列という高物件を見つけたため、連絡を取って譲ってもらって行ってきた。

噂の男

 

 

 

 

 

 

 

8000円というパルコ値段だったが、まぁまぁ元は取れたかな。
できれば6000円ぐらいが妥当な気もするが。

お話の時は現在。 場所は大阪にある宝田興業の持ち小屋、昭和の戦後に建てられた、宝田グランド劇場。 その舞台袖、地下にある『ボイラー室』と呼ばれる一室。 そこを訪れる、芸人たちとそれをとりまく人々。
12年前に亡くなった芸人の死の真相をめぐり、それぞれがそれぞれの思いを抱えて話が展開していく。

話自体が福島三郎っていうよりもケラさんって感じがする。
実は福島三郎のものを見たことがないんだけど、なんとなくイメージで、泪目銀座って感じじゃないなーって。
ケラさん演出にしてはナイロンっぽいやり取りとかなくてあんまりケラっぽさを感じなかったかも。(作が違うからかな。)
途中で映像を入れるのはもう十八番。
役者のテンポよい関西弁のやり取りとか、過去と現在をきれいにクロスさせていくところとかはさすが。

メンバーがまた芸達者なのが揃ってるし、脇の二人も結構上手くて(特に今時な感じの女の子の演じ方がいい。)、役者だけでも見る価値あり。
橋本じゅんの演技が見られただけでも満足。
この人最近ほんとすごいなー。
前々から外での演技は目を見張るものがあると思ってたけど、目をひきつけるオーラから身体能力、演技力、何をとってもすごい。
もちろん劇団での演技も最高なんだけど(特に轟天)、なんだか中では発揮されない力がある気がする。

そして堺雅人。
やっぱり怪しげなオーラが漂ってるなぁ。
結構好きなタイプなんだけど、なぜか踏み込めない私がいる。なぜだ??
八嶋ももう言うことなしでしょ。
っていうか相変わらずうざい役。
何やっても一緒な気もするんだけど、他の演技も見てみたい。
橋本さとしは久しぶりに見たな〜。
橋本じゅんとの漫才は良かった。
っていうかそのへんのお笑い芸人より面白かった。
実際に客席も結構笑ってたし。
ちなみに漫才脚本は中川家が書いたというから、やっぱりお兄ちゃんが足をひっぱってんのか・・。

分類としてはパルコ「こどもの一生」ジャンル(私が勝手につけた)。
人間風車、バンプショウ、鈍獣、ラストショウの仲間。
初めはわいわいおもしろおかしく話が展開していくけど、最後は生きる死ぬ、殺す殺されるの血みどろ話。
大学のときに初めて「こどもの一生」を見たときは、こんな面白い話があるんだと思って感動したけど、さすがにこれだけ同じようなストーリー(もちろんディテールは違うけど、流れは一緒)を見ると、またかと思えてくる。
違うのは作、演出、役者。
役者がどれだけいい演技をするかにかかってくる気もするなぁ。
そういう意味では今回は大成功かな。
こんな贅沢なチームワークはそうは見られないだろう。

噂の男

作:福島三郎
演出:ケラリーノサンドロヴィッチ

出演:堺雅人、橋本じゅん、八嶋智人、山内圭哉、橋本さとし、猪岐英人、 水野顕子

↓ネタバレ



ここここ、これだけはまず書きたい。

私も思ってました。
「喜怒哀楽全ての感情を笑顔だけで表現する男」と、橋本じゅんに言われてしまった堺雅人。
手をたたいて笑ってしまった。
なんであんな微妙な笑顔ができるんだろう〜。

それから橋本じゅんのやたらむかつかせる演技。すごい。
ほんといらいらしてきたよ。こういう人いるいる。
そしてその後の廃人の演技も最高。
そして最後に実は廃人の演技してたんだよって、むかつくやつは殺せばいいんだよってところに鳥肌が・・。
完璧だ。
私の”この人が舞台に出たら絶対見に行こう、絶対見逃せない人”にいれてもいいくらい。
ちなみに今は古田新太、川平慈英、西川浩幸のとっちゃんぼうやトリオ。
いいじゃん、タイプだもん。

そんでもってホモの堺雅人。
合ってるな〜(笑)
あの気色の悪さがたまらん。
過去のういういしさぶりもいいし、現在の落ち着いたけど中身は一緒っていうところもいい。
やっぱうまいよな。

ストーリーとしては特にいうことないかな。
分かりやすい人間関係だし、殺し殺されの矛盾もないし、最後の種明かしも「あ、やっぱりね」って感じですっきりするし。
ただ、この7人の登場人物の中でまともな人がいないのが辛い。
みんなおかしいよ。
まぁ、それがおもしろいんだろうけど。すごい空間だ。



emy0824 at 14:20│Comments(0)TrackBack(0)演劇 

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