February 26, 2010

TALK LIKE SINGING (赤坂ACTシアター)3

ソワレ 最前列上手席

大好きなジェイを見るために行ってきました。

ジェイすごいよとの評判だったのでかなり楽しみにしていたのですが、普段の彼のすごさを知っているものからすると拍子抜けでした。
確かにずっと出ずっぱり、しゃべりっぱなしで英語・日本語を駆使し、場面を盛り上げ、舞台を支えているのには感動しましたが、もっと歌もダンスも見せて欲しかったです。

歌とダンスという点では、脇に堀内、新納という芸達者な二人を揃えているのに彼らの持ち味を存分に発揮する場面が少なかったのも不完全燃焼でした。
慎吾ちゃんは、テレビでこの芝居の特集を見た時よりも随分歌が上手くなっていて驚きました。
もちろんミュージカルの座長しては足りない点は多々あれど、一生懸命歌い踊り、笑顔で観客を魅了する姿は、さすがアイドルってすごいなと唸るものがありました。

ただ、ミュージカルと銘打つからにはもっと歌もダンスも見せるべきだし、心に残る一曲、一シーンがあるべきです。
やっぱりミュージカルにはこれだ!という一曲が必要なんだと実感しました。
「香取慎吾にミュージカルをやらせたかった。どうせならNY公演をやりたかった。」と三谷の言うように、確かに香取慎吾のミュージカルではありましたが、それ以外は何も無く…。
設定は目を惹いても、ありきたりのストーリーだったし、いつもの三谷らしいシチュエーションコメディはどこへいってしまったんでしょうか。
また、オケピのように見ていてワクワクするような盛り上がる場面があるわけではなく、明らかな場つなぎのシーンも何回か出てきていて、客を舐めているのかと思わされました。

英語、日本語での公演というところも挑戦できて良かったのかもしれませんが、これがまたテンポを悪くしているのも否めません。
この舞台をNYでやったのかと思うと(NYとは多少変えてきてると思いますが)、ここのレビューでも書いてあるように恥ずかしかったと思います。
日本ではもっと上質で素敵なオリジナルミュージカルがうたれているのに、オリジナルミュージカルの代表的な感じで、NYへと大々的に宣伝されてしまったのはミュージカルファンとしては悲しいです。
三谷がミュージカルを好きなのは良く伝ってきましたが、好きならもう少し勉強して欲しいっていうのが正直なところです。

役者陣の魅力だけで支えている舞台と言っても過言ではないと思います。


上演時間 2時間

作:三谷幸喜

作曲:小西康陽

出演:

香取慎吾

堀内敬子/新納慎也/川平慈英

原田薫 / 振付
堀尾幸男 / 美術
服部基 / 照明
井上正弘 / 音響
黒須はな子 / 衣裳
河村陽子 / ヘアメイク

NYC Skirball Center
2009/11/13〜2009/11/22
赤坂ACTシアター
2010/1/23〜2010/3/7
10,000円
↓ネタバレ



精神医学者ダイソン博士は、最新の研究成果を国際心理学学会で発表する。それは歌と踊りでしか自分を表現できない不思議な青年の治療の記録。

生まれつき歌い、普通に喋ることができないターロウは、学校での自己紹介も、クラブ活動のバスケットも、そして職場でも、いつでもどこでも歌い、踊りだす。そして彼がひとたび歌い出すと、人々もつられてしまうのだった。

「言葉が歌になる」彼は普通に仕事をすることができず、社会に受け入れられない。しかし、ある事をきっかけにターロウは世間の注目を浴び、一躍人気者となる。テレビに雑誌と活躍するターロウだが、どんな不幸な出来事も明るく歌にしてしまう彼を世間は一転、奇異の目で見るように…。居場所を失ったターロウは、世間から姿を消してしまう。

そんな彼に興味を持ち、治療しようとした研究者が、ダイソンの他にもう一人いた。
心理言語学者のニモイ博士は、ダイソンと一緒にターロウを探し出し、治療を始める。研究一筋に生きてきたニモイは、歌は嫌いで自分の想いを伝える相手もいないと思っていた。しかし、彼女は、ターロウの歌によって、次第にその閉ざされた心を開いていく。そして、二人は互いに惹かれあうようになるのだった。そんな時、ターロウの良き理解者Brotherの言葉を聞き、ニモイは、ターロウから歌を奪っていいのか、自分の研究に疑問を持ち始めるのだった。

一方、ダイソンは、ターロウの「言葉が歌になる」原因は、彼の頭の中にいるバンドが演奏しているからだ、と突き止める。そしてダイソンは、衝撃的な治療方法を思いついた。それは催眠状態のターロウに入り込み、ダイソン自身が殺し屋となってミュージシャンたちを暗殺する、ということだった。(公式HPより)

ほっ、今回はかなり細かいあらすじがあって助かった〜。
で、暗殺しちゃった後ですが、彼はかなり辛そうな顔でダイソンの講演で話をします。
「僕は今普通に生活が送れている。幸せです。」と。
しかし、実際は歌いたかった。
そこにニモイ博士とブラザーが現れて、あなたの歌が好き歌って〜♪と歌いかける、とまた歌えるようになるターロウ。
そしてバンドを暗殺したダイソンの頭の中には、なんとバンドが現れるように。
「実は頭がおかしかったのは僕だったのか〜!」というオチ。

そして、通常通りに話せて生活も送れる、歌も歌えるようになったターロウはニモイ博士と新しい人生を送るのでした。チャンチャン。

ほんとミュージカルとしてはひどい出来で…。
三谷の行った最大の功績はキャスティングってことですよね。
ジェイは途中に1人で歌い踊るシーンもありましたが、なんか不完全燃焼…。
最後には得意の玉乗りまで見せてましたが、え?それって別に今見せる必要ないよね?って。
あー、ほんともったいない〜。
堀内も新納もさいっこうの役者さんなのに!
もっと面白いし、もっと歌えるし、もっと踊れるのにな〜〜。
どうやったらこんなにもったいない使い方をできるのか…。

慎吾ちゃんは蟻を食べてるのがかわいかった。
それを吐き出すのもまたよし。
いい意味で、ちょっと頭の足り無そうな役どころの似合う人ですね。

そういえばget gettap(下駄タップやるぞー)とか僕は精神学者(サイコロジスト)と自転車好き(サイクリングスト?)とかちょっとずつ英語ジョークをかましてましたが、向こうでは受けてたのかなぁ?



emy0824 at 23:15│Comments(0)TrackBack(0)演劇 

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