March 14, 2010

「ヘンリー六世」(彩の国さいたま芸術劇場)3

行ってきました耐久戦!長かった〜。
13時開始で終演は21時半という、ほぼ1日を潰して見てきました。
途中で休憩を3回はさみ、実質上演時間は7時間。
何度も睡魔に襲われ、19000円とほぼ1日を費やす価値があるのだろうかと自問自答すること複数回。
休憩が終わるごとに増えていく空席。
それでも最後まで見れば何か得るものがあるのだろうと思っていましたが、…果たしてあったんだろうか?

ヘンリー6世という場面の起伏の少ないストーリーでは演出がものをいうと思っていたのですが、舞台、照明、音響ともにあまり変化の感じられない演出が多いと感じました。
いつもの上からいろいろ降ってくる蜷川演出も、7時間もやられるとさすがに飽きました。
また、台詞が聞き取れない場面も多く、これは辛かったです。

ただ、実力のある役者さん達が揃っているため、役者同士の激しい攻防には見応えがありました。
少女のジャンヌダルク、狡猾なマーガレットを演じた大竹しのぶはさすがの貫録でした。
吉田鋼太郎や瑳川哲朗も期待通り。
目を引いたのはリチャード役の高岡蒼甫。
出番は最後の方でしたが、腹黒く醜いリチャードを見事に演じていました。
彼は今後も楽しみです。
池内博之も思っていたより舞台映えするいい役者さんでした。

期待をしていた上川さんは、正しい意味での役不足かな、と。
どうしてこの役を彼がやる必要があるのだろうかと。
ちょっともったいないなと感じました。

総じて、いろいろな意味で演劇って何だろう?って考えてしまいました。
長くとも3時間前後でお話をまとめて、そこにおいしい場面をつぎ込むんじゃだめなのかな〜?
もちろん平坦な芝居もありですが、長いだけの芝居はほんと辛かった。
役者さん、スタッフさん、そして観客のみなさん。
本当にお疲れさまでした。


2010年3月11日(木)〜4月3日(土) 全15公演
『ヘンリー六世』の上演時間について

13:00 前編開始
〈休憩15分〉
16:45 前編終演
〈大休憩 60分〉
17:45 後編開始
〈休憩15分〉
21:10 後編終演

作: W.シェイクスピア

演出: 蜷川幸雄

翻訳: 松岡和子

構成: 河合祥一郎

出演: 上川隆也 大竹しのぶ  高岡蒼甫・池内博之・長谷川博己  草刈民代 吉田鋼太郎 瑳川哲朗 他


S席・ステージ席 19,000円



あらすじ 王位継承から薔薇戦争、権力闘争へ
戦いのドラマは続く……

イングランド王ヘンリー五世の死により、その息子ヘンリー六世が王位を継承するが、若い王は政治情勢を統治できず、身内の摂政グロスターと司教ウィンチェ スターは反発しあっている。フランスではジャンヌ・ダルクが皇太子シャルルと共に軍を率い、イングランド軍と激しく攻防する。イングランド国内では、ラン カスター家とヨーク家それぞれを支持する貴族たちが対立し、一触即発の状況が続いていた。イングランドとフランスの間に和平が締結し、ジャンヌは処刑され る。ヘンリーはサフォーク伯の策略によりアンジュー公の娘マーガレットと結婚する。ヘンリーの忠臣グロスター公の妻エリナーが反逆の罪で処せられ、その後 グロスター公も王妃マーガレットの愛人となったサフォークの謀略により処刑される。ヘンリーはサフォークを追放し、王妃は悲嘆する。一方、密かに王位奪還 の準備を進めていたヨーク公が出兵し、薔薇戦争が勃発する。戦いはヨーク家が優勢となり、ヘンリーはヨーク公に王位の譲渡を約束するが、マーガレットは大 軍を率いてヨーク公を刺殺する。両家激戦の末ヨーク軍が勝利し、ヨーク公の長男エドワードが新王として即位する。マーガレットたちはフランスに逃走し王ル イに助けを求めるが、エドワード軍の追撃によりマーガレットは捕らえられ、息子の皇太子は殺害される。ロンドン塔に幽閉中のヘンリーもエドワードの弟リ チャードに刺殺され、薔薇戦争は終結を迎える。が、野心家のリチャードはすでに次の王位を目論んでいた…。


emy0824 at 23:30│Comments(0)TrackBack(0)演劇 

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