January 18, 2011

「冷たい熱帯魚」(ヒューマントラストシネマ渋谷)3

新年一発目、試写会見てきましたー。
ちょっと体調が悪かったけど、頑張って見に行ったのに…怖くて怖くて…・゚・(ノД`;)・゚・
お勧めするにはかなり勇気のいる映画です。
「手加減なしの猛毒エンターテイメント」と煽られている今作、猛毒って猛毒って…、毒と言うより凶器そのものじゃないか〜!と叫びたくなりました。

とりあえずネタバレなしで感想です。
園子温監督の作品を見るのはこれが初。
どんな映画を作っている人なのかも全く知らずに観に行ったのが間違いだったのか…。
始まって十数分で映画館を出たくなりました。
理由は、”明らかに主人公が不幸になる”のが見え見えで居たたまれなくなってしまったから。
もともと私は、ホラーもサスペンスもスプラッタも全然平気だったはずなんですが、年をとったのか、なんかこう、スクリーンから流れてくる”ザラザラ”した質感が気持ち悪くて…、「に、逃げ出したい!」と思ってしまったのです。
(決して面白くないからではない!)

何が気持ち悪いのかと問われれば、答えるのが難しいんですが、一つはでんでんの怪演。
めっちゃ陽気で、親切すぎる、そしてセクハラな感じのおじさんがまた、明らかに裏の顔があるだろーーー!!!って感じで怖かったよ〜。

そして、吹越満の怖じ怖じした感じの中年っぽさ。
あーあんた、絶対だまされてるよ!だまされてるよ!しかも反発できないんじゃね?っていう、なんだろ、逃げ場のない感じ。

もうこの二人のやりとりだけで息が詰まるーー、そして怖いのに目が離せない!!という、恐ろしい映画でした。
転がり落ちていくような展開も目を覆いたくなり、最後がどうなるか、もう不幸しか残ってないんじゃないかと思ってしまうような閉塞感でいっぱいです。
もちろん、スプラッタな場面が盛りだくさん。
血が苦手な人は絶対やめたほうがよいです。
あ、でもグロテスクな場面よりも、家族を含めた複雑な人間模様が異様に怖いです…。

あー、こうやって「怖い怖い」書かれるっていうことは、この映画大成功なんだろうなって思うと不本意で仕方がない(笑)
「是か非か」と問われれば、明らかに「是」でしょう。
なんだか中毒性のある映画だと思いました。くぅー。


監督・脚本: 園子温
脚本: 高橋ヨシキ

キャスト

吹越満
でんでん
黒沢あすか
神楽坂恵
梶原ひかり

製作国:2010年日本映画
配給:日活

↓以下、ネタバレ。


HPより、あらすじ。

2009年1月14日水曜日 午後9時11分——どしゃぶりの雨の中を一台の車が走っていた。車内には、小さな熱帯魚屋を経営する社本信行(吹越満)とその妻、妙子(神楽坂恵)の2 人。娘の美津子(梶原ひかり)がスーパーマーケットで万引きしたため、店に呼び出されたのだ。

その場を救ってくれたのは、スーパーの店長と知り合いの男、村田幸雄(でんでん)。村田は同業の巨大熱帯魚屋、アマゾンゴールドのオーナーだった。帰り道、強引に誘われ、村田の店へと寄る3人。そこには村田の妻・愛子(黒沢あすか)がいた。

村田は言った。
「ひとつ、どうです。美津子ちゃんがここで働くってアイデアは?」

翌朝、アマゾンゴールドには女子従業員たちに交じっている美津子の姿があった。継母である妙子が嫌いだった美津子は、素直に住み込みで働く“新生活”を受け入れていた。無力なのは社本だ。恩人である村田の、強引さに引っ張られるばかりで、為す術がない。
そして彼はアマゾンゴールドの裏側で、恐るべき事態が進行していることを、まだ知らなかった。

数日後、村田に“儲け話”をもちかけられ、呼び出された社本。そこには顧問弁護士だという
筒井(渡辺哲)と、投資者のひとり、吉田(諏訪太朗)がいた。門外漢の高級魚のビジネス話に、大金融資を逡巡していた吉田だったが、堅実そうな社本の存在も手伝い、契約書に押印——。

その直後・・・・・・

あー、いいところで切れてますねー。

この後、ネタバレです。

吉田は村田に一服盛られて、死亡します。

社本は何がなんだかわからないうちに、村田と村田の奥さんの愛子に指示されて、吉田の死体を載せて車で共に山の上にある山小屋へ。

「さあ始めるぞ!」「はいよ!あんた!」

と、生き生きと風呂場で解体作業を始める村田と愛子の二人…。

あー、生々しい臓器と死体と血が〜。思い出したくもない〜。

「肉はからあげ大に切るんだ!骨と肉は別々にすることが重要だ!」そうで…、骨は小屋の外のドラム缶で醤油をかけて燃やして灰に。

肉片は、川へ。

「お魚ちゃんが食べてくれる。」

灰は、山の適当な場所に撒く…。

あー、思い出しただけでも気持ち悪いよー。

吉田の弟が、吉田の失踪を疑って村田のところへくるが、なんとか追い返す。

次は、弁護士の筒井です。

村田に不信感を抱いたところを狙って、愛子が近付いたようで、二人がエッチしているところに一服盛って、筒井死亡。

そこへ村田と社本がやってくる。

筒井の助手も、村田と愛子の手にかかって死亡。

二人の遺体は、吉田と同じように肉と骨になって「透明」にされる。


もう我慢ができなくなってきた社本。
村田に性格やら何やらすごいダメだしされて、さらに「妙子とやった」とまで告白され、キレる。
が、ここで村田が「お前も仲間だから愛子とやるか?」と、愛子とやれやれ!と煽る。
愛子もノリノリで、「お前から入れに行け!」と言われて嫌がる社本に自分からはめに行く…。
が、やってる途中で社本がボールペン?を持って、愛子の首をブスリ。
村田にもまたがって、めった刺し。

愛子、愛に飢えた目で社本を見る。(ここの切り替えすごかったわー。)
「行くぞ。」「はいっ!」
車に村田を乗せて、山小屋に戻る。
「お父さんごめんなさい。もうしません。許して下さい。」とぶつぶつ言う村田。

社本は愛子にキスをして、「お前はおれの女だ。同じように村田を透明にしておけ。」と愛子に命じる。

家に帰り、不仲だった家族、妙子と美津子と食事。(これもまた冷凍食品というw)
「なんで私が!私の時間を返して!って思ってるんだろ!」って罵った後、妙子とエッチ。

接触を謀ってきていた刑事に、山小屋へ来いと連絡。
一足先に山小屋についた社本。
せっせと透明にしようと頑張ってた愛子を殺害。

山小屋の前に、血まみれで椅子に座る社本。
車が到着。
そこには警察と、妙子と美津子が乗っている。
社本に「中です。」と言われ、警察は小屋の中へ。
そこで、血まみれの社本に近づく妙子。
その顔は、涙を湛えており、社本に抱きつこうとする。
が、「ぶすり」と音がして、妙子崩れ落ちて、死亡。

美津子にも近付く社本。
「生きたいか?」
「…生きたい。」
「生きたいか?1人でも生きていけるよな?生きるってなぁ、痛いんだぞ!」

と言い、首に包丁を当てて、自殺。

茫然とした表情の美津子。
が、段々笑顔になり、
「やーーっと死にやがった。くそ親父!」
はははははっと乾いた笑いが響き渡る。




的な…orz
とりあえず印象に残ったシーンだけ書き出しです。
はぁ…。


emy0824 at 23:30│Comments(0)TrackBack(0)映画 

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