November 14, 2011

NYLON100℃「ノーアート・ノーライフ」(本多劇場)4

楽しかったー!
やっぱりケラさんは安定感があるなー。
1979年代付近が大好きなのはご愛敬w
底辺の人間の屈折した心情を吐露させたらやっぱり最高です。

そして、これでもか!とほど揃った実力派ぞろいの役者さん達。
はー、本当にどの人も上手い。
唸るばかりでございます。

ストーリーは、1976年ぐらいのパリ。
ピカソとかが通ったというなんとかってカフェ?バー?の地下にあるとある店でのひとこま、いや、ふたこま。
集まってきたアートをかじった感じの人たちの屈折した気持ちとか、関係とかそういうのを面白おかしく見せた舞台です。
ケラさんの「ご来場のお客様へ」を読むと、やはり登場人物はどれもケラさんの分身らしい。
自ら選択したはずの道で、迷走し、頭を抱え、地団太踏み、イライラし、自暴自棄になり、辞めてしまいたくなり、しかし決して辞められない、そんな登場人物はケラさんの投影に他ならないそうだ。
誰もが一度は思うこと、それをつきつけられてちょっとほろ苦い舞台でもあります。

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:みのすけ 三宅弘城 大倉孝二 廣川三憲 吉増裕士 喜安浩平/
温水洋一 山崎一

【東京公演】2011年 11月5日(土)〜11月27日(日) / 下北沢 本多劇場
【北九州公演】12月3日(土)〜4日(日) / 北九州芸術劇場 中劇場
       ※受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前です。
【名古屋公演】12月7日(水) / 中京大学市民文化会館 プルニエホール
【大阪公演】12月10日(土)・11日(日) / 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【広島公演】12月13日(火) / アステールプラザ 大ホール

【東京公演】6900円(全席指定・税込)
      ※学生券4300円(チケットぴあのみ)
【北九州公演】5,500円(当日500円増)
【名古屋公演】7,400円
【大阪公演】6,900円
【広島公演】7,000円

以下、自分のためのネタバレあらすじ。


舞台はその地下にあるバー。
大倉孝二と温水さんが話している。
大倉孝二は若者風、温水さんはバーテンダー。
どうやら昨日大倉は荷物をバーに忘れて、取りに来たらしい。
しかし、今日から勤務の温水さんは荷物のありかが分からない。
マスターが来る22時に取りに来ます、と去るが、またもやカバンを忘れている。
(ここの間で、このバーの常連、小説家の廣川三憲とのおもしろやりとり、大倉の時計が3秒に1秒しか動かないなど小ネタあり。)

そこへ入ってくるのが三宅と山崎。
どちらも画家のようだが、やはり三宅はねじが一本ゆるいw
先日、山崎が2年間かけてかいたリンゴとバナナの絵wを三宅が破ってしまったらしい。
大金を払えと迫る山崎。
なんだかんだ言いくるめられて払う!とノリノリの三宅。

さらにみのすけと喜安が入ってくる。
みのすけはオブジェ作る人。
喜安はディーラーらしい。

さらにもう一人、吉増が入ってくる。
まるでヤクザかよ!っていう格好。
どうやら小説家の廣川の担当をしている音楽関係のプロデューサー?だかスタッフだからしい。
ここで、廣川と温水さんが「熊田組」で先輩後輩の間柄であったことが判明。
うだつのあがらない(59歳で童貞)温水さんがヤクザか!と、態度の変わる面々。
廣川が今書いている歌詞は、今日までの締め切り。
1番まで出来上がっているものをとりあえず廣川がここで歌って発表することになる。

ノリノリでラジカセを持ってくる吉増。
ノリノリでマスターの持っているスライド(ガチャンガチャン一枚ずつ変えるやつ)プロジェクターを持ってくる温水。
歌い始める廣川。
曲は…「泳げ、たいやきくん」だw
それに血まなぐさい歌詞、朗読を加えて独特に歌いあげる廣川。
気持ち悪くなる人続出w
とりあえず満足した吉増はその歌詞を持って、コンペへ。

後に戻ってきた吉増によると、コンペのあいては「たいやきが泳ぐ歌詞ww」らしくて楽勝だということだった。

(話が前後していて思い出せないけど、思い出せる範囲で。)
・注文されるたびに、常連の廣川に酒の場所を聞く温水さん。

・かばんを取りに戻ってくる大倉さん。しかし、素知らぬふりの温水さん。

・三宅さんはまるで物を投げると取りにいくイヌみたいだと話していた山崎さん。
話の邪魔になると物を投げて三宅さんから話をそらすw

・小説の内容を話し始める喜安。
続けて話し始める廣川さん。土下座しているところで温水さんがトイレから戻ってきて、やっぱりそういう人間だったか!とかなぜか温水さんの廣川さんの印象が最悪だったことが判明w

・温水さんの「熊田組」はやくざではなく、大学の時の映画製作の代表者の名前。

・みのすけの奥さんはショーダンサーだった。
右胸に二つほくろがちらちら見えてセクシーだったけど、実は付き合ってから3つだったことが判明。
奥さん一筋のみのすけ。

・なんかの話のはずみで、山崎さんの部屋に女の人の裸体絵が飾ってあることを話す三宅さん。
裸に食いつく温水さん。童貞温水さんの唯一見た裸は母親のもの。母親のあらぬ姿を想像しているらしい。
山崎さんの部屋に飾ってある絵の女の人の胸に点3つあると話し始める三宅さん。
はい、山崎さんとみのすけのケンカ。
ノリノリで質問する廣川さんw
なんとみのすけがつきあい始める2年前より前の4年前から山崎さんが彼女とつきあってることが判明w
うわーーってなって、自分の作ったオブジェを破壊。
丸いものを床に投げつけると、…スイカだったwww
スイカを食べる三宅さん。
その後、意気消沈して去るみのすけ。

・とりあえずまた22時に来ますと去る大倉さん。
誰もいなくなったのを確認して、大倉さんの荷物を出す温水さん。中には贋作のフェルメール。
そこへトイレから戻ってきた喜安さんに、絵を見せる温水さん。高額で引き取ってくれた。
さらに喜安さんは、机の上に置いてあった穴のあいたリンゴとバナナの絵に注目。
これは傑作だ!とさらに温水さんに高額を支払い買い取り。
穴が空いたものがいいのかと、贋作フェルメールにも穴をあける温水さん。
そこへ帽子を取りに帰ってきた大倉さんが!

後半。
映像にて。
大倉さんは贋作で2年間刑務所に入ってた。
絵が売れた山崎さん。

出所してきた大倉さんが再びバーに。
大倉さん、三宅さん、吉増、温水さん、廣川さんが楽しそうに話している。
2年後のバーでは、多少人間関係が変わっていたようだ。
吉増がバー店員になっている。
とっつきにくかった廣川さんがイイ感じの人に。
みんな仲良くなっている。
と、やさぐれたみのすけ登場。
音楽機をかけると「泳げ、たいやきくん」が流れる。
ふるふるして、コップの中身をぶちまけ、うわーーーんと去る廣川さん。

みのすけは薬をやっているらしい。
みのすけと山崎さんの出会いの語り中、売れっ子になった嫌味な感じの山崎さんが入ってくる。
しかし、みんな受け入れられない。
大倉さんの3秒に1秒しか動かない時計を自分の作品として発表したいとか言い出す山崎さん。
しかし、山崎さんは書きたいものを書かせてもらえず、こんなのは芸術じゃないと悩んでいる。

三宅さんが母性本能をくすぐる系で、みのすけの彼女を取ったらしい。

温水さんは、「母と私」を出版して売れたw

電話がかかってくる。
廣川さんが事故にあって、植物人間になってしまったらしい。
娘さんに「俺が死んだら小説は全部焼いてくれ。」と言ってあり、まるでカフカだね、と。
カフカを知らない三宅さん。
虫に変身する「変身」を書いた人だと説明されて、虫に反応するw

実は廣川さんはみんなを集めて何かしていたらしい。
それは、農家の老人を騙す詐欺だった。
否定する大倉。
ここは底辺の人間の吹き溜まりだ!的なことを言って、みんな落ち込むw
なんだんかんだと山崎さんは、もう自分の書きたいものしか書かないと宣言!

そこへ、喜安が入ってくる。
山崎さんの書きたいものを描いた絵を否定。
しかし力強く反対する山崎さん。
さらに否定してくる喜安。
彼は追い打ちをかけるように廣川さんの書いた歌詞を否定。
他全員で「泳げ、たいやきくん」に合わせて廣川さんの歌詞を歌う。
そして三宅さんが青いペンキを彼にかける。
「僕がやりたかったのに。」と言ったのは山崎さん。
トイレに行く喜安。

謝った方がいいよと言う大倉さん。
そこへ、山崎から大倉さんに提案。
大倉さんが贋作を書いてそれを汚して作品にすることになったらしい。

映像にて。
山崎さんはそのうち飽きられる。
大倉さんは美術館の警備員をやり、美術館の絵を全て贋作を取り換えてまた捕まる。
みのすけは日本に帰ってトリマーになり、賞をもらう。未だ独身。
廣川さんは12年生きて、その後死亡。
三宅さんはパリに在住。(だっけ?)
温水さんは、次回作「母と私と父」が売れず。
喜安はディーラーとして名をはせるが間もなく飛行機事故で死亡。
吉増はこれらの話をまとめて出版。

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emy0824 at 00:25│Comments(0)TrackBack(0)演劇 

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